タイガー!タイガー!じれったいぞー!(SE編)

AS400, Java, JavaEE, JSF等の開発、習慣など。日々の気づきをまとめたブログ(備忘録)

【AS400】WRKACTJOBによるリアルタイム監視

久しぶりにAS400関連のネタです。

ついこの間まで、時間のかかるバッチ処理や別セッションでの対話処理のJOBの状態を確認するのに、WRKACTJOBコマンドで活動JOBの一覧を表示させ、その後に F10キーを連打しておりました。

しかしながら、先日協力会社様の方に教えてもらったのですが、WRKACTJOBの追加オプションには、「自動再表示間隔」というパラメータがあるとのことでした。

                           活動ジョブ処理  (WRKACTJOB)  
                                                                                
  選択項目を入力して,実行キーを押してください。
                                                                   
  出力  . . . . . . . . . . . . . OUTPUT         *  
                                                              
                   追加のパラメーター 
                                                      
  状況統計リセット  . . . . . . . RESET          *NO
  サブシステム  . . . . . . . . . SBS            *ALL
                            値の続きは+         
  CPU パーセント限界  . . . . . . CPUPCTLMT      *NONE
  応答時間限界  . . . . . . . . . RSPLMT         *NONE
  順序  . . . . . . . . . . . . . SEQ            *SBS
  ジョブ名  . . . . . . . . . . . JOB            *ALL
  自動再表示間隔  . . . . . . . . INTERVAL       *PRV <<<<<

活動ジョブ処理の自動再表示間隔

  • HELPメニューより

自動再表示間隔 (INTERVAL)

自動最新表示オプション中に待機する間隔(秒数)を指定します。 省略時の時間は 300 秒 (5 分)です。有効な値の範囲は 5 から 999 秒です。 ユーザーがこの値を変更すると,その値が省略時の値として保存され使用されます。 自動最新表示が開始されると,指定された時間に基づいて画面は自動的に最新表示されます。

動作確認

まずは動作確認です。サブシステムQUSRWRKに限定し、インターバルは最小値の5秒でWRKACTJOBを開始してみました。

WRKACTJOB SBS(QUSRWRK) INTERVAL(5)

                                活動ジョブ処理                          
                                                         20/03/16  18:53:40 JST
 CPU %:      .4     経過時間 :   00:00:58     活動ジョブ :   191                
                                                                                
 オプションを入力して,実行キーを押してください。                               
   2= 変更   3= 保留     4= 終了   5= 処理   6= 解放   7= メッセージ表示        
   8=スプール・ファイル の処理   13= 切断 ...                                           
                      現行                                                      
 OPT  サブシステム/ジョブ   ユーザー      タイプ  CPU %   機能            状況             
      QUSRWRK        QSYS        SBS      .0                   DEQW             
        QSCLICEV     QSYS        BCH      .0                   DEQW             
        QSCWCHMS     QUSER       BCH      .0                   DEQW             
        QZDASOINIT   QUSER       PJ       .0                   TIMW             
        QZDASOINIT   QUSER       PJ       .0                   TIMW             
        QZDASOINIT   QUSER       PJ       .0                   TIMW             
        QZDASOINIT   QUSER       PJ       .0                   TIMW             
        QZDASOINIT   QUSER       PJ       .0                   TIMW             
        QZDASOINIT   QUSER       PJ       .0                   TIMW             
                                                                       続く ... 
 パラメーターまたはコマンド                                                     
 ===>                                                                           
 F9= コマンドの複写        F15= システム状況処理   F19= 自動最新表示の開始      
 F21= 命令/キーの非表示   F24= キーの続き                                      
                                                                                

ここで、しばらく待ってみたのですが、画面右上の時刻やCPU使用率に変化がみられません。

どうやら「F19キー」を打鍵しなければ、自動最新表示が開始されないようです。

あらためて、F19キーを打鍵しました!

                                活動ジョブ処理                         
                                                         20/03/16  18:53:55 JST 
 CPU %:     7.1     経過時間 :   00:00:05     活動ジョブ :   395                
                                                                                
 オプションを入力して,実行キーを押してください。                               
   *= 変更   *= 保留     *= 終了   *= 処理   *= 解放   *= メッセージ表示        
   *=スプール・ファイル の処理   **= 切断 ...                                           
                      現行                                                      
 OPT  サブシステム/ジョブ   ユーザー      タイプ  CPU %   機能            状況             
      QUSRWRK        QSYS        SBS      .0                   DEQW             
        QSCLICEV     QSYS        BCH      .0                   DEQW             
        QSCWCHMS     QUSER       BCH      .0                   DEQW             
        QZDASOINIT   QUSER       PJ       .0                   TIMW             
        QZDASOINIT   QUSER       PJ       .0                   TIMW             
        QZDASOINIT   QUSER       PJ       .0                   TIMW             
        QZDASOINIT   QUSER       PJ       .0                   TIMW             
        QZDASOINIT   QUSER       PJ       .0                   TIMW             
        QZDASOINIT   QUSER       PJ       .0                   TIMW             
                                                                       続く ... 
 F3= 終了   F7= 検索     F8= 検索の繰り返し   F10= 統計の再開                   
 F11= 経過データの表示   F12= 前   F19= 自動最新表示の終了   F24= キーの続き    

すると、オプション欄やコマンド入力欄が非出力になり、5秒間隔で右上の時計が更新され、 CPU使用率も変化するようになりました。
(再度、F19キーを押すと、自動最新表示機能が解除されます。)

これは地味に便利です。

これでF10キーやF5キーを何度も打鍵しなくても済みそうですね。