データセンターの中で、長時間作業をしていると段々気が滅入ってくる。
サーバーと長時間格闘していることが最大の原因ではあるのだが、もうひとつの原因は、データセンターには窓が無い、つまりは太陽の光を感じることができないことにあると思う。
人間は、自然を離れて人工環境で生活していると、健康が維持できなくなるらしい。
『自律神経をリセットする太陽の浴び方』の本には、次のように書かれていた。
「太陽光によって分泌が切り替わるセロトニンとメラトニン、太陽光によって絶えずリセットされる時計遺伝子および体内時計の機構によって、私たちの生命活動は周期的に変動し、それに合わせて元気に生活できるようになっている。」
つまり、太陽の光を味方につけた生活が、心身ともに健康になる秘訣ということになる。
太陽光を上手に浴びるコツは、漫画『ドラゴンボール』の元気玉の要領で、太陽の光から元気をいただけばよい。
個人的には、休日には日が出ているうちにジョギングをするようにしている(その場合、紫外線対策が重要になってくるのだが・・・)。
太陽の光を浴びながら、時には心地よい風を感じながら汗をかいて走っていると、自然と前向きな気持ちになるのは、太陽光のお陰だったのかもしれない。
また、太陽と共に生きるうえで、昼間働いて、夜眠るという生活も重要になってくる。
学生時代に、深夜のアルバイトを何度か経験したが、普段より余計に眠っても、疲れが取れなかったことを思い出す(帰宅時に届いていた朝刊で前日の巨人の試合結果を知り、ブツブツ言ってから寝るという生活)。
朝になると自然に目が覚めて、夜は眠くなるという脳のリズムのことを「サーカディアンリズム」と呼ぶらしい。
このリズムに合わせて生活すること、結局は、規則正しい生活が何よりも大切ということだ。
太陽光パネルが太陽光を吸収して、電力を溜め込むことができるように、我々人間も太陽光を浴びて、生きる活力を生成していきたい。
スマホのバッテリー残量ばかり気にしていないで、自分自身のエネルギー残量を意識すべきだ。
燃料切れになる前に、栄養を取り、良く眠り、そして最後は太陽からパワーをもらって、いい仕事をし続けていきたい。