タイガー!タイガー!じれったいぞー!(SE編)

AS400, Java, JavaEE, JSF等の開発、習慣など。日々の気づきをまとめたブログ(備忘録)

仕事は「すごろく」作りである

みなさ~ん! 「すごろく」を楽しんでいますかぁ~?

え? 「すごろくって、何ですか?」ですって。

すごろくとは、何人かで競い合うゲームで、サイコロを振り、出た目の数だけ前に進み、誰が一番最初にゴールにたどり着けるかを競うもの。

一般的なゲームでは、「人生ゲーム」や「桃太郎電鉄(TVゲーム)」が有名でしょう。

先日、ふと思ったんです。

仕事って、「すごろく」ゲームを作ることなんじゃないかと。

その理由を6つ挙げてみます(双六だけにw)。

まず第一に、スタートとゴールを設定する点。
スタートとゴールがあるからこそ、すごろくゲームが成立します。この2つがなければ始まらないのは、仕事とまったく同じですね。

2つ目は、最悪の事態を想定する必要があること。
すごろくには「スタートに戻る」というイベントがあり、順調に進んでいても、振り出しに戻ってしまうことがあります。
仕事でもゼロからやり直しになることは珍しくありません。
大きな失敗があると、スタート地点に戻るどころか、もっと厳しい状況になることもありますが……(恐怖)。

次に、中間目標(マイルストーン)の存在です。
短期的な仕事であれば中間ゴールがないこともありますが、長期的なプロジェクトでは「中間目標」は欠かせません。
この中間地点に到達すれば、振り出しに戻るリスクを減らせることもあります。

4点目は、1コマ1コマを設定すること。
プロジェクト管理では、作業を最小単位のタスクに分解する必要があります。
ゴールに向けて、1コマずつ着実に進めていくことが求められるのです。

5点目は、分岐点や合流地点の存在。
すごろくでも、途中で道が分かれたり、どこかで合流したりすることがありますよね。
仕事でも工程を分けて、後で統合することがよくあります。
料理のように、「仕込み」が重要になる点も共通しています。

最後は、楽しい「すごろく」にすること。
「憂鬱じゃなければ仕事じゃない!」という意見もありますが、人生の大半を占める仕事だからこそ、楽しくしたいものです。

完成した「すごろく」をどれだけの人に楽しんでもらえるか?

それこそが究極の目標になりそうです。

「ユーザー・ファースト」「顧客満足」こそ、正義ですね。

子どもたちが小学生低学年の頃、みんなで仲良くオリジナルの「すごろく」を作って遊んでいました。

止まったマス目にどんなイベントを設定しようか?

ときには「ふりだしに戻る」マスが連続して設置されていたり、「動物の鳴きマネをする」などのユーモアを求めるマスがあったりして、懐かしい思い出が蘇ります。

私がこだわっていたのは、「ありがとう!をみんなに伝える」マス。
何かされたから「ありがとう」ではなく、「いてくれてありがとう!」みたいなことを感じて欲しかったからね。

その「すごろく作り」をしているとき、「これって仕事と一緒だな」と思ったあの日。

実は、この「気づき」は最近のものではなくて、当時の記憶が10年ぶりに、心の片隅から蘇ってきたものでした。

楽しかった記憶は、一生もの。
いつでもアクセスできるのですね。

これからも、人生という名の「すごろく」を突き進んでいきましょう!