お取引先向けの帳票や伝票に情報を打ち出すためのアプリを開発して思ったことを書いておきますね。
同一のアプリは、10年以上も前にアウトソースして作成してもらったものでした。
このアプリがだいぶ古くなってきており、プログラム言語も普段使いのJavaへ以降した方が持続可能になると考えて、リニューアルする運びとなりました。
世の中は、デジタル化促進により、当アプリの利用頻度が50%以下なっているのですが、まだまだ必要不可欠なもの。
アプリ導入以前は、取引先様ごとの専用用紙に、必要な情報を手書きしていたわけですが、相当な工数が発生していました。
数年前に、一度だけアプリに障害が発生したとき、「今日だけは手書きでお願いします!」と伝えたときに、猛反発を受けたことを思い出しました。
そりゃそうですよね。
そのときは、感情が乱れてしまったのですが、今思えば、10年前よりも手書きをする機会が激減していますからね。そう言いたかった気持ちに共感しまくりです。
アプリは、シンプルに数週間で構築できました。
今回、出力基盤はウイングアーク1stの「SVF」を使用。
以前のアプリは、各帳票のレイアウト設計をEXCELで行っていたのですが、かなり複雑化してきていました(関数の多用など)。
しかしSVFなら、デザイナーを使って、柔軟にレイアウト設計ができるので、非常にスムーズにデザインすることができています。
現時点では、1つずつ地道に帳票設計を行っている段階ですが、もうゴールが見えていて、切り替えが楽しみでなりません。
いずれにしましても、世の中、デジタル化がもっともっと進んでいってほしいと思います。
帳票をレイアウトするたびに、「なぜこの項目が必要なのだろう?」と疑問を感じてしまいます。
きっと複雑な事情があるのでしょうが、標準的な形で標準的なやり取りが増えていくことで、企業が抱えているシステムの数を減らせるはず。
険しい道にはなるかと思いますが、諦めたらそこで試合終了です。
自分ごととして、何か新しい手順や項目を追加したいと思ったとき、そこに「エゴ」が無いかどうか、俯瞰したうえで実施するかどうかを判断する必要がありそうですね。
とことん、コントロールできることにフォーカスして、持続可能なシステム開発を心がけていく。そして、その「想い」をチーム内で共有していく!
そんなことを感じた今回のシステム開発でした!
いつもオチは一緒のような気がしてきました😉