先日、新人社員向けにレクチャーした内容です。
インプットする
「言葉」<「文章・文脈」 になるので、まずは「言葉」を正しく理解すること。
学生時代の英語の文章問題で、分からない単語がたくさん文章に含んでいると、もう全体がチンプン・カンプンになったことを思い出してしまいました。
なので、他者の言葉から、書籍から、Webから、どんな場面からでも、聞き慣れない言葉に触れたならば、すかさずキャッチして、メモを取り、その後、繰り返し「目」に触れさせる。
手法は何でもいいのです。
「エビングハウスの忘却曲線」さえ、頭に入っていれば大丈夫でしょう。
「1回で理解する」ということは、愚かな行為であると理解できるはずです。
私は「Anki」と「Quizlet」のアプリで言葉を適度なタイミングで復習するようにしています。
「スペースド・リハーサル法」といって、一定の時間間隔を空けて、忘れた頃に復習して記憶の定着率を高めます。
さらに言えば、言葉の意味についてのまとめ方は、「精緻化(せいちか)」することです。
つまり、自分の言葉に置き換えて、説明書きを加えましょう。
置き換えは、「ダイエット」だけでなく、「言葉」にも使っていきましょう!
知って、精緻化してまとめて、それを分散学習法で、毎日繰り返すだけで、確実に「言葉」が増えていくはずです!
もっと増やす
さらにもっと、語彙を増やしたい場合には、「類義語」「別名」「対義語」をセットで覚えることです。
「お客様」という言葉を1つだけで理解しようとすると応用が効きません。
「お客さん」「御客さん」「顧客」「クライアント」「取引先」「ユーザー」などなど、文脈や相手との関係性によって使い分けられるのです。 その微妙なニュアンスの違いを知って、言葉を適材適所で使っていくことができれば、もう御の字でしょう。
まずは、1つの言葉を1つだけ覚えないこと。
1つ覚えたら、セットで5個以上、覚えてしまいましょう。
アウトプットする
最後は、アウトプットです。
はっきり言って、自分でその言葉を使いこなせなければ、その言葉を本当に習得したことにはなりません。
ちょっとした勇気が必要です。
しかし、何度も使っていくうちに、その言葉が自然と出てくるようになるのです。
文章を書けば、いつの間にか、スラスラと頭の中から出てくるようになってくる!
ここまでこれば、その言葉は、完全に自分のものになっているはず!
勇気を出して、新しい言葉を使っていきましょう!
まとめ
語彙力を増やすというテーマで、ブログを書いてみました。
このテーマについては、1つの正解はないと思いますが、一言で言えば、「入れる」と「出す」の2つだけ。
つまり、「IN」して「OUT」するという基本でしかありません。
私も偉そうに書きましたが、学ぶことに終わりはないので、引き続き、興味関心がある分野だけではなく、幅を広げて言葉を、そして概念を増やしていきたいと思っています。