書評と言いますか、3ヵ月間かけてゆっくり読んだ本がありましたので、ご紹介します。
本のタイトルは、『The Visual MBA』!
本書を手に取った理由・目的
当書は、今年の夏、本屋にぶらりと立ち寄ったときに発見しました。
なんと、大好きな経営者の星野佳路さんが監修した本ではないですかぁ!!!
ペラペラとめくって見ると、ヴィジュアルとタイトルにある通り、絵が多め。
イラストの脇に少し言葉(説明)が書かれている程度。
「MBA」という言葉は、ビジネス書コーナーに行くと、嫌が上でも飛び込んでくるワード。
この言葉に苦手意識を持っていたのですが、このイラスト付き説明、プラス星野さんの解説があれば自分にも読めそうだと思い、購入を決意しました(大げさ?)。
要約
MBAで学ぶ「初歩の初歩」を知ることができる素晴らしい本でしたね。
1章のシーダーシップからはじまり、会計スキル、マーケティング、アイデア出し、戦略、交渉などなど。
これまで読んできたビジネス書で出てきた法則や考え方は、MBAから来ていたと思うほど、過去に学んだことがたくさん書かれていました。
今回、1つ1つの要約を書くことはしませんが、本当に大切なことがこの本には詰まっています。
しかも、イラストがメインなので、わかりやすいのなんの、南野陽子です(久しぶりの登場)。
印象に残った言葉
マネジャーや経営者には「演技力」が求められる。演じきる力こそ、マネジャー・経営者の能力なのだ。(The Visual MBA: リーダーシップより)
素の自分では駄目だということですね。俳優、女優のように、華麗に演じる。確かにそう思います。
「コンサルタントとしてのわたしの最大の強みは無知であることと、いくつか質問をすることだ」(ピーター・ドラッカー)
これは、まさにコーチングのスキルではないですかぁ!!!
コンサルタントは大量のスキルやノウハウを保有していると思いきや、そうでは無いのでしょう。
この言葉は、名言リストにコピーさせていただきました!
情報が手に入り、自由な発言が容認され、マネジメントに参画できる環境に置かれるとエンパワーされ、自然に考えながら仕事をするようになる。(The Visual MBA: 星野さん)
他の星野さんが監修した本にも書かれていましたが、情報を隠さず、みんなで共有することは、本当に大切だと思います。
「俺は聞いていない!」という言葉、これを世界中から無くしていきたいと考えます(過去に自分もつい使ってしまったことがありますが・・・。もう Never Say です)。
ビジネス理論を学ぶことの意味は、成功の定石を知るということではなく、失敗の可能性を減らすことだと私は考えている。(The Visual MBA: 星野さん)
キンコン西野さんもよく言われていることですね。
成功方法ではなく、失敗する要素を1つずつ減らしていこう。
ノムさんの「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉も、このことに関連しているといえましょう。
気づき・学び
イラスト本ながら、学びの数は半端ないです。
知らない法則、考え方。
それだけ自分が無知だったということ。
しかしきっかけにはなりそうです。
MBAの考え方を応用したものが、今の世界には溢れていると思えるからです。
そのBaseを知ることができたのは収穫だと思っています!
次のアクション
この本は、すでに2周目に突入しています。
毎朝、5分程度の時間を使って、6~8ページ読んでいます。
2周目では1回目とは違った気づきを得られますね。
1周目で知ったわからない言葉は、すでに「iAnki」アプリに入力し、定期的に振り返りができているので、少しずつ苦手意識減ってきていると思います。
2周目は、全体的なイメージをつかめているので、細かな解説をじっくり読んだり、インターネットで調べる余裕も出てきていますか。
次のアクションは、まずはこの本を最低3回読んでみて、さらに気になる章について、別の本から詳細を学んでみたいという気になっています。
MBAの資格がどうのこうのではなく、知識を広げつつ、気になるところを深めていき、ビジネス力をアップさせ、その力を現場実践に活かせていく、それだけですね。
一言で言えば、「MBA用語に慣れ、さらにその考え方を自分にインストールして、実務に活かす」といったところでしょうか。
まとめ
1冊の本を毎日少しずつ読む。
ある意味、負担はほとんど無く、読み進めることができました(ときどきサボることは多々ありましたが)。
やはり、図やイラストで表現されていると、大雑把ではありますが、早く理解することができますね。
息子たちに勉強を教えることにも、絵や図を書いて上手に伝える努力をしていきたいです。
その前に、絵がドヘタという問題はありますが・・・w。