タイガー!タイガー!じれったいぞー!(SE編)

AS400, Java, JavaEE, JSF等の開発、習慣など。日々の気づきをまとめたブログ(備忘録)

利用中のサービスの動向をウォッチし続ける

すべてがオンプレミスの時代では考えられないほど、巷ではSaaS、ASP、Webサービスが群雄割拠で、多くの企業では取捨選択に悩んでしまうほどにその数は充実している。
1つのソリューションに対して複数の選択肢があるが、必ずしもシェア・ナンバーワンのサービスが自社とマッチするとは限らない。実現したいことが叶えられるか、価格は予算内か、それぞれのサービスのメリット・デメリットを比較しながら、最終的にそのサービス提供会社と契約する。
サービスは月額制となるので、サブスクリプション・ビジネスの利用者として課金し続けていくことになる。

今回のメイン・テーマは、「利用中のサービスの動向をウォッチし続ける」である。

なぜ、その必要があるのか、その目的は2つある。


第1に、機会損失を防ぐためである。amazonが提供するAWSでは、久しぶりに管理コンソールにアクセスすると、いつの間にか新しいサービスがたくさん増えている。
もちろん、新サービス開始の案内メール(英語)が届いているので、急に増えたわけではない。
つまり、きちんとウォッチしていないと、いつの間にか追加された新しい機能を使う機会を失ってしまう可能性があるということ。
すべての機能が必要ではないとは思うが、導入検討当初、妥協して諦めていたことが「実は2年前からできるようになってしまっていました・・」では話にならない。


第2に、安心して使い続けることができるサービスかどうかを見極めるためである。
昨今、多くのサービスで情報漏洩が相次いでいる。セキュリティに対する取り組みがきちんとなされているかが継続的利用のカギとなる。
つまり、新機能の追加だけではなく、よりセキュアにするための施策は取られているかが大事だ。
場合によっては、インシデントが発生する前に乗り換えが必要になる場合もあるだろう。その場合に発生する手間や労力を惜しんではいけない。


まずは、現在社内で利用中のすべてのサービスを把握することから始めること。
そして、そのサービスの最新情報はどこから入手できるのかを知る。
それは、RSSかもしれないし、Githubのコミット情報かもしれない。アンテナを正しく張っておけば、「カラーバス効果」も期待できるので、よりサービスを深く知ることができるようになる。

サービス導入で役目が終わるわけではなく、サービスを使い終わるまでウォッチし続けることが我々の義務である。