何年も「NetBeans8.2」を使い続けてきました。
世の中的には、「Apache NetBeans」になっているというのに、ずっと、IDEを移行するタスクが先延ばしにしてしまっていたのですね。
開発を再開するに当たり、このタイミングで、「Apache NetBeans」に移行することにしました。
2024年も好スタートを切りたいですしね!
現状の開発環境の確認
このようなVersionになっています。少なくてもJava11にはしたいところですが、まずは安定運用が大切!
Java11以降に上げるのは、次の課題です。
移行作業
(1) JDK 11の配備
Apache NetBeansでは JDK11以上が必須とのこと。
OpenJDK11をダウンロードして、「C:\apps\jdk\jdk-11.0.2」へ配備。
(2) Apache Netbeans20のダウンロードとインストール
「Apache-NetBeans-20r1-bin-windows-x64.exe」を取得して、インストール!
JDKの指定を(1)のパスに設定変更する必要があります。
(3) IDE起動
NetBeans8.2とは、別のアプリとして導入されました。アプリ一覧の中の「Apache NetBeans IDE 20」をクリック!
起動後は、メニューから「プロジェクトを開く」で既存のプロジェクトをOPENします。
(4) Dependency設定変更
一度、Mavenのビルドを実施すると、Lombokでエラーになってしまったので、最新版のLombokへ「pom.xml」ファイルのdependencyの設定変更を行いました。
<dependency> <groupId>org.projectlombok</groupId> <artifactId>lombok</artifactId> <version>1.18.30</version> <!-- 1.16.10 から変更 --> <scope>provided</scope> </dependency> <dependency> <groupId>org.projectlombok</groupId> <artifactId>lombok-maven-plugin</artifactId> <version>1.18.20.0</version> <!-- 1.16.10.0 から変更 --> </dependency>
この設定変更で、ビルドは成功!
(5) Serverの追加
自PCには、すでに「Payara4」のサーバが配備してありますので、こちらを追加していきます。
この設定は、8.2と同じ感じですね。
これまで通り、IDEからAPサーバを起動できるようになりました。
(6) デプロイ
あとは、プロジェクトの実行で、アプリケーションが「Payara」にデプロイされ、無事にアプリを起動することができました。
まとめ
とりあえずは、IDEの移行は成功したといえそうです。
画面をダークモードに変更したり、フォントを変えたり、CheckStyleを適用したり、細かい設定変更まで行うことができました。
まだ、本格的にコードを書いてはいませんので、これからどうなるかわかりませんが、とりあえず新しい環境で開発を進めることができそうです。
この調子で、JDK、APサーバ、内部ライブラリと、塩漬けしないように前進していく所存です!