タイガー!タイガー!じれったいぞー!(SE編)

AS400, Java, JavaEE, JSF等の開発、習慣など。日々の気づきをまとめたブログ(備忘録)

【情シス心得】「クソ」なアイデアでも声に出す

いきなり下品な表現をしてしまったが、アイデア出しでは最初に自己判断で「クソ」と思ったとしても、どんどん吐き出していこう、というのが今回の主題である。

ブレスト(ブレイン・ストーミング)の進め方やルールと被ってしまうが、そんなことは気にせず、自分がこれまで働いてきて、どんなアイデアでも積極的に発言したほうが良いと思われる理由を書いていきたい。主に3つあると考える。

第1に、自分の頭の中を吐き出すことで、脳に空間を作れる。
それにより、もっといいアイデアが湧いてきやすくなるからだ。空き空間に対して、新しい思考で埋めたくなってくるのが、人間というものだ。
これはGTDの考え方で、頭の中の気になることをすべて出し尽くすことと同じ原理である。

第2に、量を吐き出すことで、他のアイデアと結びついたり、いいとこ取りしたりすることで、新しい気付きを得られる。
つまり、アイデア同士のマッチングが起こる。「クソ」なアイデアと、「うんこ」なアイデアを合わせることで、革新的なネタができるかもしれない。どこでどう転ぶかは、誰にもわからないものだ。

最後に、アイデア出しの場で、どんどん発言することで、積極性が加速するからだ。
この積極性がチームを牽引してくれる。声に出すことで、自分の荒削りだったアイデアが整理され、より良くブラッシュ・アップされる。または、仲間がフォローしてくれたり、そのアイデアを膨らませてくれるかもしれない。

いずれにしても、メンバーが出す「クソ」なアイデアに対して、周りは批判や批評をしないことが絶対条件となってくる。
どうしても、あまり考えていない提案の場合、ダメ出しをしてしまいがちだが、これにはグッと堪えて、「いいね!」と言ってあげたいものだ。

「沈黙は金」ということわざもあるが、今は多様性の時代であり、価値観は十人十色なのだ。
空気など読む時間があったら、未来を明るくするアイデア出しに時間を投資したい。

それには、「沈黙は悪」、「思考停止も悪」の反対を行けばいい。

つまり、「クソ」なアイデアでも、どんどん声に出していこうということである。