昨年夏に、「自分やメンバーの開発効率を上げるためにはどうしたらよいか?」という問いを立てて、思いつく限りの施策を一年かけて継続してきた。
結論から言って、具体的な数値でその効果を提示できないのは残念だが(数値化し成果を把握できるようにすることが次回の課題か)、間違いなく開発効率はアップしたと思える。その際に、掲げた施策は、次のようなものであった。
- 机上、身のまわりをクリーンアップする(いらないものを捨てる)。
- 開発・インフラ管理用チートシートをファイリングし、全メンバーへ配布する。
- IDEやPCのショートカットを極める。
- 読書会を毎週実施する。
- 『プログラマが知るべき97のこと』を毎日1項目回覧する。
- 自主学習で他言語を理解する(Pythonなど)。
- 資格取得に挑戦する。
- GTDをとにかくまわす(毎日、毎週)。
実際、まだ実現できていないこともあるが、今回掲げた施策については、ほぼクリアすることができた。
やればできたのである。
ここでの気付きは、最初にきちんと「問い」を立てたことが良かったと思っている。
頭でわかっていることをあえて言語化することで、脳がフル回転でその解決方法を考えてくれるはずなのだ。
ひとつ一つの施策については、簡単なことから、難しいことまで様々である。
実際、その方法・手段はどうだっていい。
まず、色々と手当たり次第にやってみることが大事なのだ。
効果が無かったら、また別の方法を考えるか、またエラーを修正してリトライすればいいだけのことだ。
どの手段が当たるかはわからないし、複合的に効果を生むことだって十分ありえるのだ。
何よりも、「どうしたらいいだろうか?」と立ち止まることだけはしてはならない。
もがきながら、新しい行動にフォーカスして、最初に立てた「問い」を解いていきたい。
そうすれば、本来のゴールに一歩でも二歩でも近づいている。そう信じてやまない。