タイガー!タイガー!じれったいぞー!(SE編)

AS400, Java, JavaEE, JSF等の開発、習慣など。日々の気づきをまとめたブログ(備忘録)

【情シス心得】2分間ルール

もう10年以上続けているマイ・ルールがある。
GTDでの一つのメソッドである「2分間ルール」がそれだ。GTDとは「Getting Things Done」という意味で、約20年前からあるナレッジワーカー向けのタスク管理手法のことである。

gtd-japan.jp

要するに、頭の中にあるものは、すべて紙やTODOリスト等に落とし込み、それを中心にレビューし、すぐにやる、後でやる、決まった日時にやる、人に任せるなどをタスクごとに選択していくプロセスを繰り返すもの。
その一連のフローの中に「2分間ルール」というものがあり、私は十年以上前、GTDを学んだときにこの言葉を知ることになった。

2分間ルールとは、2分で片付けることができる(完了可能な)タスクを、今すぐに取り掛かるというもの。例えば、自分の手の爪が伸びていると気付いたら、可能ならば、すぐに爪を切ってしまう。取引先に送る書類があるなら、期限がまだ先でも、すぐに切手を貼って郵送してしまうなど。

このルールをやると決めたならば、徹底的に実践あるのみ。慣れるうちは、意識してすぐやるモードにスイッチする必要があるが、慣れてくると自然と小タスクに取り掛かれるようになるはずだ。厳密に2分で無くても、5分程度で終わるものならば、手をつけたほうが良いだろう。ただし、2つ注意点がある。

1つは、集中しているコア・タイムではこのルールは除外すべきだ。受信メールが気になったり、家族からLINEが届いたりしたら、ついつい内容を確認してしまいがちだろう。集中力が高まっているフロー状態に入っているときには、一切の通知は無視したほうがいいだろう(職場でのかかってくる電話は無視できないが・・・)。

2つ目は、すぐに片付いたタスクといえども、きちんと記録に残すことだ。記録をすれば、その分の時間が消費されるのだが、その記録は誰かの役に立つことも多い。また、作業後に記録することが、小さなタスクでも無事にやり遂げましたよ!という完了印を押す感覚となり、気持ちの切り替えがしやすくなるのだ。

GTD以外にも様々なタスク管理方法があるが、自分に合うかどうかは試してみないとわからない。まずは、トライしてみるのもありだと思う。