昨日、2018年11月に発売になった『DNSがよくわかる教科書』を読んだ。
DNSは、今も昔もインターネットの中核を成す技術で、IT分野に関わる者として、原理・原則を正しく理解しておく必要がある。
本書は、DNSについてとても丁寧に書かれている。私にとって多くの学びがあった。
DNSの引っ越し手順についても詳しく書かれていて、今後の仕事にも役立つこと間違いなしである。
あるゾーンを管理するDNSサーバを「権威」サーバと呼ぶ(RFC7719)。
ふと気になって「権威」という言葉の意味を調べてみた。
「権威」とは「専門の知識・技術について、その方面で最高の人だと一般に認められている人」
と書いてある。「第1人者」と言い換えることもできよう。
ここでの学びは、情シス・メンバーとしてまずは自ドメイン(自部門、自社)の「第一人者」を目指そうということである。
「ネットワークのことはAさんに聞けば何とかなる」、
「法律関係なら、Bさんに聞こう」、
「JavaならCさんだよな」
などという会話は、組織の中に入れば、何度も聞いたことのあるフレーズだろう。
自分が担当する仕事をきちんとこなすことはもちろん大切だが、それと並行して自分が何のマスターになりたいのか、そしてどのマスターになるのかが寛容であると思う。
自分がワクワクする分野であれば、より挑戦していくことが可能になる。
船井幸雄氏は「長所伸展の法則」を説いている。
その法則は、短所を是正しようとするのではなく、長所を伸ばそうという考え方である。
まずは、自分の長所を知り、そこに一極集中してレベルを上げていこう。
そうすれば、部門内一番から、社内一番へ。さらには地域一番、都道府県一番、日本一、世界一、宇宙一と続いていくかもしれない。
部門内一番にならずして、いきなり日本一になることはありえない。
さあ、「〇〇マスター」の〇〇を見つけよう。
もう見つけている人であれば、毎日毎日、行動していくのみだ。