タイガー!タイガー!じれったいぞー!(SE編)

AS400, Java, JavaEE, JSF等の開発、習慣など。日々の気づきをまとめたブログ(備忘録)

積極的に人に教える

世間的には、新年度が始まった。

新一年生、新入社員、異動など、多くの方が新しい環境での新生活をスタートさせていることだろう。
新しい出会いや学びがこれから次々と生まれるはずだ。

その中で、「人から何かを学ぶ」という機会が多く発生する。学校であれば先生から、職場であれば上司・先輩からが多くなるか。
そこで、もし教える側になるのであれば、積極的に、より真剣に人に「教えるという行為」に全力投入していただきたいと思う。

「いやいや、人に教えるのなんて、最低限、相手に要点が正しく伝わればいいんじゃないの?」
「忙しいし、そこまで時間は取れないよ」という意見もあるかもしれない。

確かに、ここ日本では働き手が不足し、そこに追い打ちをかけるかのように、「働き方改革法」が施行されたばかりだ。
一人ひとりが仕事に投入できる時間が制限されている中で、自分自身がやるべき仕事が減っているわけではない。しかし、人に教える機会をうまく活用してほしいのだ。

なぜなら、教えることによる利点が3つある。

第1に、情報の整理になるからだ。
私もブログである技術的なことを書こうとした際に、「あれ、この部分は、なぜこうなるのだろうか?」などと疑問が沸き、本質的にその技術の原理が、きちんとわかっていないことに気づくことが多々ある(その場合には、再勉強することになる)。
人に教えていても、「あれ? 説明していて、論理が通っていないな」などとなることもある。
つまり、説明事象に対して、わかっていないことやあやふやな点に気づく機会となるからだ。

第2に、新しいアイディアが生まれる。
一方的な説明だけでは、なかなかそうなりにくいかもしれないが、相手からの質問を通して、今説明しているやり方より、もっと的確で速くできる方法のヒントを得ることができる。第一の理由である情報が整理されることも影響しているのだろう。

最後に、相手に感謝される(かもしれない)。
本気の情熱というものは、必ず相手に伝播すると思っている。
「あなたには、本質を知ったうえで、この仕事を理解してもらいたいのだ!」という熱い思いは、きっと、相手にも伝わるはずだ。


教える機会は、多くあるはずだ。むしろ、自分からその機会を故意的に作っていってほしい。
そのアウトプットが、あなた自身を確実にレベルアップさせてくれるだろう。