タイガー!タイガー!じれったいぞー!(SE編)

AS400, Java, JavaEE, JSF等の開発、習慣など。日々の気づきをまとめたブログ(備忘録)

原理・原則を正しく学ぶ

ICT分野は、ここ数10年で目まぐるしく発展してきた。
インターネット常時接続は当たり前になり、iPhoneの登場以降、スマートフォンの普及が劇的に進んだ。
インフラ分野においても、クラウドの登場以降、仮想化、コンテナ化、サーバレスなど、様々な技術の恩恵を我々は受けてきた。

今後は、人工知能機械学習、5G、自動運転などにより、我々の生活は劇的に、より便利になっていくことになるだろう。


しかしながら、インターネットはなぜつながるのか?
プログラムはなぜ動くのか?
パソコンの処理はどうなっているのか?

などと原理を正しく説明できるだろうか。
仮想通貨は知っていても、ブロック・チェーンの原理をシンプルに説明できるようになりたいものである。

つまり、「原理・原則」を正しく学ぶことを、我々はおろそかにできないということだ。


なぜ、「原理・原則」を学ぶべきなのか? その理由は3つあると考える。

第1に、仕事に対して自信を持てるようになる。
今、自分が利用している機械やサービスがどういった仕組みで動いているかがわかると安心感が生まれる。
特に、あらゆるものに影響を及ぼすネットワークの仕組み(TCP/IP、DNSなど)を理解してからは、個人的に自分の仕事に対して、急に自信がついたという経験がある。

第2に、問題解決力がアップする。
つまり、障害に強くなるということ。仕組みを知っていることで、問題の切り分けがしやすくなるのだ。
原理・原則を知る者であれば、トラブル発生時、Google先生に問い合わせるよりも、ターミナルでの現状確認、ログ調査などの方が、優先度が高いことを知っているはずだ。

最後に、応用力が付く。仕事の質が上がる。
基礎力がついてくると、学びの吸収力が上がり、もっと知りたくなってくるはずだ。
結果、スパイラル的に知識・スキルがアップしていく。応用力が上がれば、より広範囲で、精度の高い仕事ができるようになるだろう。


原理・原則を正しく学ぶ。
最終的にその結果、より深く他者への貢献ができるようになるということだ。

少しでもそれを実現させるために、遠回りになってでも、普遍的な「原理・原則」を学ぶ習慣を持ち続けていきたい。
新しい技術の登場が、まさにそのタイミングである。