タイガー!タイガー!じれったいぞー!(SE編)

AS400, Java, JavaEE, JSF等の開発、習慣など。日々の気づきをまとめたブログ(備忘録)

真の目的を意識する

我々は、日々の活動一つひとつに必ず「目的」があって、何らかの行動をしている。
お客様のシステムを構築している、サーバ・リプレースのために最新のOSをインストールしている、発生したネットワーク障害について、原因の切り分けをしている、などなど。

よく「何のためにやっているの?」とか「誰のための仕事なの?」などと、今まで数多く問われる機会があったことだろう。
その度に、今目の前の仕事に向き合って、その答えを導き出してきたはずである。
この「何のため」「誰のため」という問いは、慣れたルーチン・ワークや急な依頼対応を行う際に、気を引き締める(原点に立ち返る)という点で効果絶大だ。
まさに「マジック・ワード」である。

この2つの問いだけでも十分なのだが、さらにもう一歩、仕事のレベルを上昇させるために、もう一つの問いが存在する。それが「真の目的は何か?」というもの。


例を出そう。あなたが「来月までに3キロ痩せる」という目標を立てているとする。
そもそも痩せることが目的ではないはず。痩せたことで「健康診断の数値を改善させる」、「マラソンのタイムを短縮させる」などの目的があるかもしれない。

では、何のために健康診断の数値を良くしたいのか? マラソンのタイムを短縮したいのか?
再度「何のため」というフレーズを使うとより真の目的に近づいていく。
おそらく、どちらも「健康でありたい」という望みに行きつくことだろう。

さらに踏み込んで「何のために健康でありたいか?」と考えれば、最終的には「幸せであり続けたい」「周りの家族や友人といつまでも楽しくありたい」などということに繋がってくるはずである。

最終的な目標は、企業においては「理念」や「哲学」といった言葉に結びついていくことだろう。
あなたの理念は何か?
一つひとつの行動の先には、どんな目的があるのか。引き続き、じっくりと立ち止まって考えてみる習慣を持ち続けたいものである。