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Windows Update適用後にExcel、Acrobat、IEが起動しなくなる現象発生!

先週の話なのですが、2016年4月更新分のWindows UpdateWindows7 PCに適用した後に、ExcelなどのMS Office等が起動できなくなる現象が発生しました。

まだまだあやふやな状態ですが、原因と対処方法がわかったので、まとめておこうと思います。

症状発生パターン

いろいろ調べていくと、下記のパターンのPCで同一の現象が見られました。

  • Windows7 32bit OS
  • EMETをインストール (Ver 5.5.5871.31892)
  • MS Office 2010, 2013

Excelを例にしますと、Excelファイルを直接クリックで起動する、またはExcelアプリを起動する、どちらのケースでも、しばらくするとExcelが起動せずに、下記のようなメッセージが表示されてました。

プログラムにコマンドを送信しているときに、エラーが発生しました。

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さらに、タスクマネージャーを見てみると、「EXCEL.EXE」が残ってしまっています!
なお、IEやPDFはメッセージが出力されるわけではなく、アプリが起動せず、ただプロセスだけが残っていました。

原因

Windows10(64bit)でEMETを入れているPCが問題が無かったので、EMETを疑うことはなかったのですが、試しにEMETを無効にしたところ、EXCELやPDFが通常通り、起動してくれました!

ということでEMETがEXCELなどのアプリをブロックしてしまっていたようです。

EMETも、セキュリティ強化の一環で、何も設定せずにインストールして、常駐させていたのですが、やはりきちんと機能を理解して運用しないといけないわけですね。

とりあえず、EMET側の設定でEXCEL等に関するものがあったので、いったん無効にして、運用することにしました。

EMETの設定

  • タスクトレイにあるEMETを右クリックで「Open EMET」を選択。

  • ConfigurationでAppsボタンをクリック。

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  • EXCELであれば、AppNameから「EXCEL.EXE」を右クリックして、「Disable All Mitigations」を選択。ちなみによくわかっていません。取り急ぎ、EXCEL等を起動させるためです。

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総括

いずれにしましても、現時点で根本的な原因が特定できておりません!
Windows10では、EMETがあっても影響がなかったわけですし、32ビットOSのパッチに影響があったのでしょうか?
引き続き、様子をみたいと思っています。