ライブラリー復元の次は、オブジェクト復元を試してみます。
ログファイルが存在しないデータなど、「あれ?、先週時点でのデータの値はどうだったのだろう?」などと調査する場面に出くわしてしまったときなどで使用します(できれば、そういう場面には、遭遇したくはありませんね)。
事前に、下記のようなコマンドにて、バックアップ・データがあるものとします。
SAVOBJ OBJ(*ALL) LIB(TIGERDB) DEV(*SAVF) SAVF(TIGERSAV/TIGERSAVF2) SAVLIB LIB(TIGERDB) DEV(*SAVF) SAVF(TIGERSAV/TIGERSAVF2) SAVLIB LIB(TIGERDB) DEV(TAP01) ENDOPT(*UNLOAD)
下記のコマンドにて、指定したオブジェクトのみを復元できます(オブジェクトは複数選択可)。
元のオブジェクトへの上書きはさせたくないので、復元先ライブラリーをQTEMPに指定します。
RSTOBJ OBJ(MSHAIN) SAVLIB(TIGERDB) DEV(*SAVF) SAVF(TIGERSAV/TIGERSAVF2) RSTLIB(QTEMP)
QTEMPの中を確認すると、指定したオブジェクトだけが存在するのがわかります。
WRKOBJ OBJ(QTEMP/*ALL)
オブジェクトの処理 オプションを入力して,実行キーを押してください。 2= 権限の編集 3= コピー 4= 削除 5= 権限の表示 7= 名前の変更 8= 記述の表示 13= 記述の変更 OPT オブジェクト タイプ ライブラリー 属性 テキスト MSHAIN *FILE QTEMP PF 社員マスタ 終わり オプション 5, 7 および 13 のパラメーターまたはコマンド ===> F3= 終了 F4= プロンプト F5= 最新表示 F11= 名前とタイプの表示 F12= 取り消し F16= 位置指定の繰り返し F17= 位置指定 F24= キーの続き