作業手順
(1) 変換記録用のログファイルの準備
一般的には不要と思われるが、変換した結果を記録したい場合に、ログ用PFを準備します。
CPYF FROMFILE(QRPGLE/QARNCVTLG) TOFILE(TIGER/QRNCVTLG) MBROPT(*REPLACE) CRTFILE(*YES)
※項目キーワードへ、ALWNULLを追記することで、NULLデータの格納が許されるようになります。
(2) 変換処理
ログファイルに変換記録を取る場合
CVTRPGSRC FROMFILE(TIGER/RPGLESRC) FROMMBR(SAMPLE00) TOFILE(TIGER/RPGLESRC) TOMBR(SAMPLE00B) LOGFILE(TIGER/QRNCVTLG)
ログファイル不要な場合
CVTRPGSRC FROMFILE(TIGER/RPGLESRC) FROMMBR(SAMPLE00) TOFILE(TIGER/RPGLESRC) TOMBR(SAMPLE00B) LOGFILE(*NONE)
(3) 変換記録用ログの確認
RUNQRY QRYFILE(TIGER/QRNCVTLG)
(4) 変換したRPGLEの修正
- 「/COPY」の参照元がある場合、RPGⅢのままのため、RPGLE用の「/COPY」を作成する必要があります。
- シフト文字を16進記述で定義します。
プログラム内にOE,OFシフト文字が使われている場合、「文字リテラルの中の漢字データが正しくない。正しいデータだけが使用されます。」と構文エラーになります。その場合は、下記のように16進数記述でエラーを回避させます。
C MOVEL ' ' W1BDEN // ' 'はOEOF文字 C* ↓ C MOVEL X'0E0F' W1BDEN