あなたの職場での役割は何だろうか?
インフラ・エンジニア、システム・エンジニア、データベース・エンジニア、セキュリティ・エンジニア、プログラマー、オペレーターなど、同じ情シスという部署に所属していてもたくさんの役割があり、その複数を掛け持ちしながら、忙しい日々を過ごしている方が大半だと想像できる。
IT人財不足が課題の日本。美しい国と同時に、無駄が多い国でもある。
誰もが忙しい。
ソフトウェアやOSのサポートが切れる。
PCが壊れた。
アプリケーションの動きがおかしい、遅い。
クラウド・ファーストで考えよ。
このサイトにつながらない。サーバがダウンしている。
などと言った対応をメインで、または片手間で対応する。動きながらの、まさに火事場の馬鹿力でこなす。
まさに、八面六臂の活躍を我々は求められる。
私自身も、まだまだ現役プログラマーであるし、後輩に任せる機会が増えてきたとはいえ、インフラ・エンジニアでもある。
いずれもまだまだ未熟で、プログラムについては、新しい言語や新しい手法をキャッチアップできていないし、インフラについても原理・原則だけが頼りで、何とか運用しているといった感じだ。
しかしながら、組織の大きい小さいにかかわらず、目指すべき道は、ひとつしか無いと思っている。
それが「フルスタック・エンジニア」だ。もちろん、スペシャリストを否定するわけではない。
ITスキルは横断的に考える機会が多く、幅広い技術があることで、システム全体を俯瞰できるようになり、結果、多くの課題を解決できるようになる。
フルスタックであれば、それぞれの立場での利点を、もう一方の立場で活かせたりもする。
例えば、サーバやルーターの設定情報をソースコード管理のgitで管理する。ネットワークのレイヤー思考は、WEB制作をするうえでも参考になる。
正直、学ばなければならないことが多すぎて、時には弱音を吐きたくもなる。
しかし、時代は、猛スピードで進んでいる。AI、RPAなど、新しい学ぶべき分野も増えている。
やるなら今しかない。
人と比べることなく、まずは昨日の自分を超えながら、一歩一歩スキルアップして、
前だけ向いて歩いていきたい。いや、スピードを上げて走るしかない。