タイガー!タイガー!じれったいぞー!(SE編)

AS400, Java, JavaEE, JSF等の開発、習慣など。日々の気づきをまとめたブログ(備忘録)

特別枠はいらない

2018年ももうすぐ終わろうとしている。

日本人はとても忙しい。餅を食べ、豆をまき、チョコを食べ、鯉を眺め、軽トラを倒す。最後に鈴を鳴らせば、コンプリートか。
無宗教な国民であることの真骨頂といえよう。

特に今年は、「平成最後の●●」というフレーズを聞くことが多い。
個人的には、毎日を「人生最後の四十ウン歳の何日目」などと考えたい。
一日一日を大切にしていきたいものだ。メメント・モリ、死を常に意識できるようでありたいと思う。


 さて、来年はいよいよ消費税増税が待っている。
残念ながら、「平成最後の消費税増税」にはならなかったが、そこに「軽減税率」という仕組みが導入されるようだ。現在多くの議論がなされている。

コンビニの例では、イートインコーナーで食べると10%、持ち帰ると8%になるそうで、とても分かりにくい。
さらに、新聞は8%になるようだ。イートインコーナーで読んでも8%。家で読んでも8%。間違いなく、利害関係者の思惑がそこに存在していることは、容易に想像できる。


 「軽減税率」については、一国民として、それに従うしかないのだが、我々の仕事においては、これを「反面教師」にすれば良いと考える。
パソコンを管理していれば、「俺のPCは、○○以上のスペックが無いと仕事にならない」、「私だけ○○を使えるようにしてほしい」などと、一人ひとりの要求を聞いていると切りがない。

これをADで管理しようとすれば、複数のOUで分けたり、細かいチューニングが必要になったり、管理する手間(コスト)が増え、複雑になるあまり、少しの改変で安定性が崩れてしまう場合もあるだろう。
もちろん、過度な要求は少数ではあるが、これらの要望を忖度して受け入れ続けてしまうと、組織は崩壊してしまう。


 誰も特別な存在ではない。何事にも「特別枠」はいらないのである。
「例外をつくること」が「業務煩雑につながり、結果、仕事が増えてしまう。シンプルこそ最大の正義である。
本来の「働き方改革」を実現するためにも、無駄な作業をしないことで浮いた時間を、本来力を注ぐべき大切な仕事に充てていきたいと思っている。