論理ファイルの特徴
- 論理ファイルは、参照する物理ファイルのINDEX情報等を記憶しています(そのキー情報をアクセスパスを呼びます)。
- 論理ファイルができる内容は、下記の通りです。
①キーの変更 :物理ファイルの主キーを変更できる。(論理ファイルが保持するキー)
②選択(selection) :物理ファイルの行を選択できる。
③射影(projection) :物理ファイルの指定列を抽出できる。
④結合(join) :複数の物理ファイルを統合して1つのファイルにすることができる。
論理ファイル・作成サンプル
- 下記の例では、物理ファイル「社員マスタMSHAIN」を参照する論理ファイル「MSHAINL01」を作成します。
【論理ファイルの条件】
①退社していない社員を抽出する。
②キー順は、所属部署コード、社員コード順の昇順とする。
物理ファイル MSHAIN
A UNIQUE
A R RECSHAIN TEXT(' 社員マスタ ')
A*
A** データ・ベース 共通項目 ***
A SHAINID 4A COLHDG(' 社員 コード')
A NAME 20O COLHDG(' 社員名(漢字) ')
A NAMEKANA 20A COLHDG(' 社員名(カナ) ')
A SECTION 2A COLHDG(' 所属部署 コード')
A HEIGHT 5P 2 COLHDG(' 身長 ')
A WEIGHT 5P 2 COLHDG(' 体重 ')
A NYUSYABI 8S 0 COLHDG(' 入社日 ')
A EDTWRD(' / / ')
A COMP(GE 0)
A TAISYABI 8S 0 COLHDG(' 退社日 ')
A EDTWRD(' / / ')
A COMP(GE 0)
A** データ・メンテナンス 情報 ***
A CRTDATE 8S 0 COLHDG(' レコード 作成日付 ')
A EDTWRD(' / / ')
A COMP(GE 0)
A CRTTIME 6S 0 COLHDG(' レコード 作成時間 ')
A EDTWRD(' : : ')
A COMP(GE 0)
A CRTPGMID 10A COLHDG(' 作成 プログラム-ID ')
A CRTWSID 10A COLHDG(' 作成 ワークステーション-ID ')
A CRTOPCD 4A COLHDG(' 作成 オペレータ コード ')
A UPDDATE 8S 0 COLHDG(' レコード 更新日付 ')
A EDTWRD(' / / ')
A COMP(GE 0)
A UPDTIME 6S 0 COLHDG(' レコード 更新時間 ')
A EDTWRD(' : : ')
A COMP(GE 0)
A UPDPGMID 10A COLHDG(' 更新 プログラム-ID ')
A UPDWSID 10A COLHDG(' 更新 ワークステーション-ID ')
A UPDOPCD 4A COLHDG(' 更新 オペレータ コード ')
A DELDATE 8S 0 COLHDG(' レコード 削除日付 ')
A EDTWRD(' / / ')
A COMP(GE 0)
A DELTIME 6S 0 COLHDG(' レコード 削除時間 ')
A EDTWRD(' : : ')
A COMP(GE 0)
A DELPGMID 10A COLHDG(' 削除 プログラム-ID ')
A DELWSID 10A COLHDG(' 削除 ワークステーション-ID ')
A DELOPCD 4A COLHDG(' 削除 オペレータ コード ')
A** キー 情報 ***
A K SHAINID
A*
論理ファイル MSHAINL01
A R RECSHAIN TEXT(' 社員マスタ ')
A*
A PFILE(MSHAIN)
A** キー 情報 ***
A K SECTION
A K SHAINID
A** セレクト & オミット 情報 ***
A S TAISYABI COMP(EQ 0)
- 論理ファイルのレコード名は、物理ファイルのレコード名と同一にしなければなりません。
- キー順の昇順/降順の指定は、機能欄がブランクならば昇順、機能欄に「DESCEND」と入力すると降順になります。
論理ファイルの作成
CRTLF FILE(TIGERDB/MSHAINL01) SRCFILE(TIGER/DBFSRC) SRCMBR(MSHAINL01)