概要
- システムが稼働した後になって、準備していた予備フィールドを正式に利用することになった場合など、最初のテーブル記述を編集したくなるケースがあると思います。
- ここでは、フィールド名の見出し(カラム・ヘディング)を編集する方法を紹介します。フィールドの属性やサイズを変更する場合は、別途掲載しますが、その場合、プログラムのリコンパイルが必要になります。
操作手順
(1)物理ファイルのソースを編集
- 下記の例では、SECTIONフィールドの見出しを「所属部署コード」から「所属部門コード」へ変更しました。
- 見出しと合わせて、テキスト記述も追加してみます。
A UNIQUE A R RECSHAIN TEXT(' 社員マスタ ') A* A SHAINID 4A COLHDG(' 社員 コード') A NAME 20O COLHDG(' 社員名(漢字) ') A NAMEKANA 20A COLHDG(' 社員名(カナ) ') DEL A***** SECTION 2A COLHDG(' 所属部署 コード') ADD A SECTION 2A COLHDG(' 所属部門 コード') ADD A TEXT(' テキスト内容※※※ ') A HEIGHT 5P 2 COLHDG(' 身長 ') A WEIGHT 5P 2 COLHDG(' 体重 ')
(2)CHGPFコマンドで、ソースファイルより物理ファイルを変更
CHGPF FILE(TIGERDB/MSHAIN) SYSTEM(*LCL) SRCFILE(TIGER/DBFSRC)
(3)動作確認
・変更内容を確認(RUNQRYコマンド等)
行 ....+....1....+....2....+....3....+....4....+....5....+....6....+....7.. 社員 コード 社員名(漢字) 社員名(カナ) 所属部門 コード 000001 0001 佐藤 サトウ X1 000002 0002 鈴木 スズキ X2 000003 0003 田中 タナカ X3 000004 0004 山田 ヤマダ X1
・論理ファイルの関連性も保持しています(DSPDBRコマンド)
従属ファイル ライブラリー 従属性 JREF 制約 MSHAINL01 TIGERDB データ MSHAINL02 TIGERDB データ
・対象のテーブルを参照するプログラムも、正常に動作します。リコンパイルの必要はありません。
・なお、追加したテキスト記述は、WRKQRYやOPNBOXの「ファイル・レイアウトの表示」にて、内容を確認できるようになります。