タイガー!タイガー!じれったいぞー!(SE編)

AS400, Java, JavaEE, JSF等の開発、習慣など。日々の気づきをまとめたブログ(備忘録)

【AS400】DDS-物理ファイルのフィールド見出しを変更する

概要

  • システムが稼働した後になって、準備していた予備フィールドを正式に利用することになった場合など、最初のテーブル記述を編集したくなるケースがあると思います。
  • ここでは、フィールド名の見出し(カラム・ヘディング)を編集する方法を紹介します。フィールドの属性やサイズを変更する場合は、別途掲載しますが、その場合、プログラムのリコンパイルが必要になります。

操作手順

(1)物理ファイルのソースを編集

  • 下記の例では、SECTIONフィールドの見出しを「所属部署コード」から「所属部門コード」へ変更しました。
  • 見出しと合わせて、テキスト記述も追加してみます。
    A                                      UNIQUE
    A          R RECSHAIN                  TEXT(' 社員マスタ ') 
    A*
    A            SHAINID        4A         COLHDG(' 社員 コード') 
    A            NAME          20O         COLHDG(' 社員名(漢字) ')
    A            NAMEKANA      20A         COLHDG(' 社員名(カナ) ')
DEL A*****       SECTION        2A         COLHDG(' 所属部署 コード')
ADD A            SECTION        2A         COLHDG(' 所属部門 コード')
ADD A                                      TEXT(' テキスト内容※※※ ')  
    A            HEIGHT         5P 2       COLHDG(' 身長 ')
    A            WEIGHT         5P 2       COLHDG(' 体重 ')

(2)CHGPFコマンドで、ソースファイルより物理ファイルを変更

CHGPF FILE(TIGERDB/MSHAIN) SYSTEM(*LCL) SRCFILE(TIGER/DBFSRC)

(3)動作確認

・変更内容を確認(RUNQRYコマンド等)

 行    ....+....1....+....2....+....3....+....4....+....5....+....6....+....7..
     社員 コード 社員名(漢字) 社員名(カナ) 所属部門 コード
000001  0001    佐藤      サトウ        X1
000002  0002    鈴木      スズキ       X2
000003  0003    田中      タナカ        X3
000004  0004    山田      ヤマダ       X1

・論理ファイルの関連性も保持しています(DSPDBRコマンド)

 従属ファイル  ライブラリー  従属性  JREF  制約
 MSHAINL01    TIGERDB   データ                
 MSHAINL02    TIGERDB   データ  

・対象のテーブルを参照するプログラムも、正常に動作します。リコンパイルの必要はありません。
・なお、追加したテキスト記述は、WRKQRYやOPNBOXの「ファイル・レイアウトの表示」にて、内容を確認できるようになります。